
はじめに
こんにちは、Gyuです。
最近では「働き方改革」が叫ばれており、企業に対し残業の抑制や、有給休暇取得の義務等、「今まで普通であったこと」が変わってきています。
それと同時に、人の働き方についても変わってきています。
その一つが「フリーランス」という働き方です。

フリーランサーは、人口・市場規模共に成長を続けており、今後においてもフリーランサーの人口は増えていく予想がされています。
今回は、そんなフリーランスを目指すためには、どういったステップを踏めばいいかについてお伝えします!
この6つのステップ通りに行動すれば、あなたもフリーランスとして独立ができますよ。
フリーランスとして食っていく為に必要な6のステップ
【実はここが大変?】退職交渉

フリーランスは、企業に属さない働き方をします。
その為、あなたがもし現在会社員であれば、退職をしなければなりません。
私自身も経験したのでよく分かるのですが、退職の為に上司や人事との退職交渉を行い、現職の引継ぎ作業を行い、取引先に挨拶周りをしたり…
意外と時間がかかります。(私は退職の申し出から退職完了まで2カ月を要しました。)
なので、1ステップ目に退職交渉を設定しています。
現職における退職交渉を進ませつつ、並行して次のステップを行いましょう。
また、退職について、「すぐにでも退職したい!」「退職交渉はできそうにない…」という考えをお持ちの方であれば、退職代行という選択肢もあります。
退職代行については、この記事にて解説しているので合わせてご覧ください。
最低限この手続きはしておこう

次に、実際にフリーランスとして実務を始められる為の土台作りに入っていきます。
事務作業!という項目が満載ですが、実際フリーランスとして仕事を始めていくと、経費精算等事務作業も多く出てきます。
フリーランスになる前に、こういった事務作業に慣れておこう!という気持ちで取り組んでいけば、モチベーションも維持出来るでしょう。
仕事用の銀行口座開設
仕事用の銀行口座開設は必須です。私用の銀行口座とビジネス用の銀行口座を分けておくことで、資金繰りの管理が容易になるだけでなく、確定申告をする際に、どれがどのお金として使ったかを後から見返しやすくなるメリットがあります。
「銀行口座は平日の15時までじゃないと開設できない」と思われがちですが、メガバンクを始め、今ではスマホアプリ上から銀行口座の開設手続きが完了できます。
正直作成する銀行口座はどこの銀行のものでも良いのですが、判断に迷う場合は、楽天銀行などのネットバンクの口座を作成しましょう。送金や入出金の手数料が、メガバンクや地方銀行に比べて安く設定されている為です。
クレジットカードの作成/ローン申請をしておく
会社員とフリーランスの最も大きな違いの一つに、「信用力」があります。
私自身元銀行員なので痛感しているのですが、正直フリーランスの方の信用力は、全職種の中でも低いのは間違いないです。
その為、フリーランス(自営業含)の方のローン審査は通りづらいです。断言します。
なので、フリーランスになる前に、会社員の今の内からクレジットカードの作成と、ローンの申請をしておきましょう。
クレジットカードについては、経費精算をクレジットカード払いにすることで、資金繰りを立てやすくなったり、ポイントを貯めることができたりと、メリット満載ですが、審査に通らなくては使用することができません。
ローンも同様です。家のローンやマイカーローンといった、多額融資を受ける予定がある場合は、フリーランスになる前に申請を通しておきましょう。
健康保険の切り替え
残り3つの手続きは、少々難しい作業になってきます。
まず、健康保険についてです。
会社の健康保険については、退職後2年間までは任意で継続加入が可能です。
また、任意継続した場合、保険料が全額負担(会社員時代の約2倍)になることに注意しておきましょう。
これは、健康保険料が会社に所属している場合は半分会社が負担されている為です。
このような任意継続保険に対し、国民健康保険に切り替えることもできます。
フリーランス健康保険と言えば国民健康保険。と言えるほど、フリーランスの多くが加入しています。
各市区町村によって運営されていますので、詳細はご自身の居住する自治体のHPをご覧下さい。
これらは、ケースによって任意継続保険が安くなる場合もありますし、国民健康保険が安くなる場合もあります。
両社金額を比較し、安い方に加入しておく。という判断で問題ありません。
どちらの保険に加入していても、受けられるサービスに変わりはありません。
年金の切り替え
フリーランスとして独立した場合、厚生年金から国民年金に切り替えが必須です。
また、手続きを行う窓口は「市町村役場」で、退職した日から「14日以内」が期限となります。
また手続きに必要なものは以下の通りとなります。必ず忘れないうちに早めに行動しておきましょう。
・年金手帳
・退職の日付が分かる書類
・印鑑
・免許証やパスポートなどの身分証明書
開業届の提出
個人事業主としての開業届出書も必ず提出しておきましょう。
こちらの手続きを行う窓口は「税務署」で、「1カ月以内」に提出が必要です。
持ち物は以下の通りです。
・印鑑
・免許証やパスポートなどの身分証明書
青色申告承認申請書の提出
こちらは、税金上優遇されるので必ず行っておきたいましょう。
こちらも手続きを行う窓口は「税務署」で、「2カ月以内」に提出が必要です。
期限は開業届に比べ1カ月長いですが、同じ税務署に提出するので、いっぺんに行ってしまった方が楽です。
持ち物は開業届と同じで以下の通りです。
・印鑑
・免許証やパスポートなどの身分証明書
ポートフォリオを作成しておく

事務手続きお疲れさまでした。ここまではフリーランスとして「活動」していく為の必須事項でした。
ここからは、実際にフリーランスとして「活躍」していく為に、行っていきたいステップとなります。
フリーランスとして活躍していく為には、案件を受注することが必要です。
ですが、クライアントは「何が、どれだけできるのか分からない人間」には、仕事は中々発注はかけられないでしょう。
そこで用意しておきたいのがポートフォリオです。
ポートフォリオを作成しておくことで、あなたが「何が、どれだけできるのか」第三者からも分かるようになります。
現在増えてきているのは、ポートフォリオサイトと呼ばれるWebサイトを作り、自分の作品をインターネットで発信するケースです。
ポートフォリオは実績紹介となるため、時間をかけたくなる所ですが、時間をかけすぎてしまってはクライアントを逃してしまいます。
HP作成サイトを利用して、早期立ち上げ→修正をしていくのがよいでしょう。
参考までに、ポートフォリオに適したHPサイトの例を記載しておきます。

【経営方針策定】自分の売り出し方を決める

次に、自分の売り出し方を決めましょう。
最初は案件が喉から出が出る程欲しいので、「何でもやります!」と言いがちになります。
ですが、クライアントがフリーランサーに求めるのは、ゼネラリストではなく、スペシャリストであることが多いです。
まずは「ライディングだけ」とか、「デザインだけ」とか、自分の強みを発揮できるポイントを1つ2つに絞って売り出していくことをおすすめします。
忘れてはいけないのが、フリーランスは、「仕事を常に選べる立場にある」ということです。嫌な案件は受けなければいいのです。
加えて、案件を受注しまくれば、仕事が回らなくなってしまい、首を絞めかねません。
取り組む案件については優先順位を常に付けることで、自身のマネジメントをしていきましょう。
"繋がる"為のアイテム作り

フリーランスは、その実力が無ければなりませんが、実力と同じくらい重要なのが「人脈」作りです。
人脈作りに役立つアイテムを作っておきましょう。
メールアドレス・SNSアカウント開設
メールアドレスは仕事用のものとして作っておきましょう。Gmailでも何でも構いません。
SNSアカウントについては、最低限Twitterは仕事用に1つは開設しておきましょう。
Twitterに作品を公開することで、自身の技術をアピールできるだけでなく、そこから案件の話になるケースもあります。
タダで利用できるものはタダで利用しなければ損です。
名刺作成
ビジネスの場には名刺が必要です。
また、名刺は自身のブランディングにもなるため、こだわって作成してもいいかもしれません。
今では、スマホで簡単にオシャレなデザインの名刺作成サービスがあります。
気になる方はコチラをチェック→カスタムデザイン名刺【whoo】
備品物の準備
屋号・住所の入ったゴム印や、請求書・納品書テンプレを作成しておくことで、後々の事務作業が効率化されます。
少し面倒くさいかもしれませんが、忘れずに行っておきましょう。
退職!フリーランスの道へ

これでフリーランスとして活躍できる土台が整いました!
実際に案件を受注し、憧れのフリーランスとして仕事をしていきましょう!!
フリーランスとして食っていく為に使える3つのサイト
フリーランスとして案件を受注するのは、最初の内は大変かもしれません。
フリーランスになりたてであれば、案件紹介サービスに無料登録しておくのも良いでしょう。
また、現在フリーランサーでなかったとしても、将来どんな案件に取り組むフリーランサーになるか想像を膨らませておくために、事前に登録しておくこととよいでしょう。
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おすすめ度/★★★☆☆(3/5)
✔ポイント
・特にIT業界に特化した案件紹介サイト。
・希望に合わせて計画的なスキルチェンジや案件変更が可能。更なる技術力向上を目指せる。
・エンジニア向けには特に、安定稼働/長期案件が豊富。
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・初めてのフリーランスが多く登録しているサービス。フリーランスやIT技術に詳しいコンサルタントからのサポートも豊富に受けられます。
・高額案件が多く、細かな働き方のできる案件紹介に強み。
・フリーランサーの不安である、突然の契約解除を避けられるよう、徹底した契約更新確認を行っています。
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・利用者の4人に1人が、はじめてフリーランスになる方のため、はじめてフリーランスにおすすめ。
・福利厚生サービスが充実している点が上記サイトと異なるポイント。
定期的な健康診断や、セーフティーネットとしての補償制度もあるので、フリーランスの生活面もサポートされます!
まとめ
フリーランサーは自由度も高いですが、その分責任がより大きくなります。
そんな働き方は、大変な面も多い一方でやりがいもひとしおです。
この記事をきっかけに、フリーランサーの一歩を踏み出していただければ幸いです。